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日々のこと

ジャズと写真と日々のこと

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渋谷で撮るということ

最近思うのだけど、渋谷でストリート写真を撮る方が増えたなあと。

さらに自分と同じような写真を撮る方も相当数になっており、たまに自分の写真と間違えるくらい似ている。

スローシャッターを駆使するとそうした写真が増えるし、光と影を強調すると、そうした写真が増幅していく。

ホームレスの方にしても、自分と同じ被写体を撮る方がどんどん増えてきており、要するに自分のオリジナリティというのは一瞬にして消えてしまう。

ネットは瞬時に世界へ自分の写真を発信できるメリットはあるけれど、そうした自身の写真群にインスパイアされた写真もあっという間にネットを駆け巡るのであって、この辺り、諸刃の剣。

ただ、裏を返せば、自分はその程度の写真しか撮れていないということ。

誰でも撮ろうと思えば撮れる写真に過ぎない。

そうすると、じゃあ俺にしか撮れない写真て何だろうというところに行き着く。

被写体を徹底して抉り取る、内面をも曝け出すような写真群、あるいは決定的な構成美、あるいは人間そのものへの興味への徹底。

こうした通底したテーマはあるわけだから、そこを突き進んで行くしかない。

ただ出てきた結果が、結局今となっては似たような写真の一枚にしか過ぎなくなっているのが事実。

本当に、もっと自分にしか撮れないものを追求しなければ。

写真を撮っていくにあたり、ある程度の量をこなしていかないと自分が撮りたいものが見つからないのは事実。

そこで気付いたものや魅かれるものを徹底して撮っていくという地道な作業の連続でしか、自分が撮りたいものなど見つかる術があるはずもない。

ただスナップというのは面白いもので、そうしたテーマを持ちつつも、ひとたび街に繰り出すと、次々に気になる被写体、場面に出くわす。

もうそういうのは無条件にシャッターを切り続ける。

つまり自分の持つ内面の感覚と外面である社会の接点が自分にとっては写真そのもの。

この内面感覚の感度を上げることでしか、自分にとってのいい写真にしかなり得ない。

写真とはあくまで一人で撮影し、被写体と対峙する作業であって、そこで頼るべき指針も、この内面感覚の感度しかない。

グループでの撮影なんてのは自分には正直考えられない。

被写体と対峙しなくてどうするのか。


まあこうした自分の考えはあるのだけれど、さて渋谷。

いみじくも某著名写真家にご指摘を受けたのだけど、君は渋谷を撮ってるわけでなくて、渋谷で人を撮っているだけ。

まさにその通りで、渋谷を撮っているのでなく、渋谷で人を撮っている。

それが渋谷でなければいけない理由が自分の写真からは見えて来ない。

勿論自分の中には渋谷で撮るという意味はあるのだけれども、それが伝わらないのは自分の力の無さに他ならない。

だから簡単に誰でも撮れてしまうわけだ。

さてここまで書いてきて、じゃあどーすんだよということなのだけれども、泣きながらでもとにかく継続あるのみ。

内面感覚を高める作業としては、あらゆるものへの興味を常に保たねばならないし、例えば音楽や本や映画にも触れないといけない。
日々の営為を注意深く観察しないといけない。
そうした諸々の行為を常に行ったうえでの撮影だ。

これしかない。

はっきり言えることは、自分はヒトが好きなのか嫌いなのか分からないけれども、とにかく異常なほど興味がある。

それはずっと以前からそう。

だからここを突き進むしか道は今のところない。

行けるところまで行く。

ちなみに以前ロールシャッハテストを受けたのだけれども、そこの病院の心理士曰く、自分は情報収集能力が異常な程高いそうだ。
それもヒトに関して。
通常の人間が一つの絵を見て一つか二つ感じる、見つけるところを、自分はその数十倍、あるいはそれ以上見つけてしまうそうだ。

それも受動的に見つけてしまうそうで、即ち、是、スナップ撮影に最適な適性能力。

心理士曰く、かなり辛いでしょうとのことだったけど、自分にしか見えないものがあるのかとこの時妙に腑に落ちたのであり、これを強みにやっていくしかない。

ここを継続、徹底することにより、初めて自分にしか撮れないストリート写真になるんじゃないかと思う次第。

そして何故渋谷なのかというのも、その時わかるのではないか。

自分の目標は限りなく遠く、高いのかも知れないけれど、そうすることでしか生きていけない環境を整えた。

あとは今まで通りやるだけ。

今は埋もれた感のある自分の写真だけど、必ずそこを抜け出せるよう、日々撮影あるのみ。

がんばろう。


最後に、今年最後のご褒美として、レンズカルチャーの2014年ベストストリートの一つに選ばれた。

こちら

こういうのは励みになる。

やっていくしかない。


  1. 2014/12/26(金) 16:18:08|
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  1. 2014/12/28(日) 21:01:46 |
  2. |
  3. #
  4. [ 編集]

コメントどうもありがとうございます!
  1. 2014/12/29(月) 10:50:20 |
  2. URL |
  3. Tatsu #-
  4. [ 編集]

全く同じ悩みからネットで検索し、
こちらのブログに辿り着きました。
途中途中の心境や解決策など、
どれも考えが全く一緒でホッとしたところです。
明日からまた頑張ります。
素敵なブログでした!
  1. 2016/12/10(土) 01:36:14 |
  2. URL |
  3. tanpi #-
  4. [ 編集]

どうもありがとうございます。
お役に立ててよかったです。
  1. 2016/12/10(土) 02:12:15 |
  2. URL |
  3. Tatsu #-
  4. [ 編集]

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